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2022.12.15

コンディショニング

セルフケアの手段① なぜストレッチ?

セルフケアの手段の一つとして、『ストレッチ』という方法があります。

 

ストレッチは意味がないとか、効果がないとか言われることもありますが、私はそうは思っておりません。

 

もちろん、やり方を間違えれば、効果がないどころか逆効果になりうる可能性があります。

 

諸刃の剣の側面を持っているのは事実と言ってもいいでしょう。

 

ストレッチについて、一つ一つ紐解いてみましょう。

 

なぜストレッチ?

 

ストレッチとは、伸ばす、という意味があります。

 

身体でストレッチすることに、どんな効果が期待できるでしょうか?

 

  1. 関節可動域の増大
  2. 血流の増大
  3. 疲労回復

 

ただし、ストレッチは前述した通り、過度なストレッチは逆効果とも呼べる方法にもなりかねません。

 

ちょうどいいストレッチとは、

 

 

がちょうどいいのです。

 

息を止めたり、反動をつけてまで勢いよくするストレッチは不適切です。

 

動的(アクティブ)ストレッチは反動をつけて勢いよくすることがありますが、限界を超えるような範囲まではしないように気をつけてください。

 

このストレッチをするには、最低限の筋力が必要になります。

 

それに関しては、別の機会にお話しします。

 

 

 

ちなみに、身体でストレッチする組織は皮膚と筋肉です。

 

それ以外の関節部の組織をストレッチさせることは危険です。

 

 

①関節可動域の増大

 

関節可動域が広がることで、得られるメリットとデメリットについて、お話ししていきます。

 

メリット

 

デメリット

 

デメリットに関しては、体操選手やバレエ選手を見ると理解できるかもしれませんが、関節可動域が広くても、それを補えるだけの筋力があれば、むしろパフォーマンスアップにつながります。

 

関節が固い人に対して、無理やり関節可動域を広げることは、むしろ関節を痛める可能性が上がるかもしれません。

 

可動域を広げるのを目的とする場合、必ず、筋力アップも並行して行うことをオススメします!

 

それができれば、デメリットがデメリットではなくなります。

 

筋力トレーニングをしたがらない方には、ストレッチまではせず、関節を緩めるだけでに留めておくほうが得策だと言えます。

 

②血流の増大

 

①関節可動域の増大を意識し、尚且つリラックスした状態でストレッチを行うことができれば、血流の増大が見込めます。

 

血流が増大することで、酸素や栄養が隅々まで行き届きやすくなります。末端の組織にも栄養が届くようになるので、冷えを予防できます。

 

血流は命の恵みです。そしてその血液を流すのは、心臓や筋肉のポンプ作用です。といういことは、心臓や筋肉がつきたてのお餅のように弾力のある状態を作ることができれば、よりしっかり血液を流すことができます。

 

過度なストレッチは、筋肉を伸ばし切ってしまうため、弾力のある筋肉を作りにくくなります。

 

適度なストレッチは、筋肉に弾力性が生まれます。

 

やはりリラックスして、深い呼吸ができる状態を維持するようにストレッチをしてみてください。

 

 

③疲労回復

 

血流が増大すれば、疲労物質は流れやすくなり、疲れにくくなります。

 

疲労感があると、筋肉のコリを感じ、意識がそちらに持っていかれます。

 

疲労回復するということは、翌日も元気に起きて、一日しっかり活動することができます。

 

一日の始めに疲労感があると、何事もやる気が損なわれます。

 

そのような状態で無理に出社をして仕事をし続ければ、鬱になりかねません。

 

『健全なる魂は健全なる肉体に宿る』

 

少し脱線しますが、うつ患者に軽運動をさせるとうつの改善傾向がみられるというエビデンスがあります。

 

もちろんココロの問題なので、一概に運動だけをさせればいいというわけではありませんが、肉体のメンテナンスは重要な要素であることには変わりありません。

 

一日の疲れを翌朝にはどれだけ取ることができるか。

 

それは寝る前の適度なストレッチにあります。

 

適度なストレッチは”軽運動”になりますが、息が上がるほどの運動量ではありません。

 

何か一つでもストレッチをしてから就寝することで、血流量を確保することができ、就寝中に疲労回復が見込めます。

 

そしてホルモンが正常に生成され、疲労回復へとつながっています。

 

 

 

このように、目的や効果が明確なので、無駄のないように適切に行っていきたいですね。

 

詳細を確認されたい方は、ぜひ、下記のフォームからお問い合わせくださいませ。

 

オンライン受講も受け付けております。

 

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